リーシング報告,入居者募集報告を賃貸経営に活用しよう(2)

リーシング報告,入居者募集報告を賃貸経営に活用しよう(2) 2012-12-17T17:21:42+00:00

[ribbon]リーシング報告,入居者募集報告を賃貸経営に活用しよう(2) [/ribbon]

内見コメントは貴重なマーケットボイス

なぜ、内見コメントが重要なのか。それは現場の「ニーズ」「声」だからです。賃貸経営に限らず、どんな商売でも、供給者からの視点ではなく需要者の目線で物事を考えることが基本中の基本ということは、皆様も重々ご承知のことと思います。ところが、賃貸経営で、こうした現場のマーケットボイスを聞くことはありそうで、なかなかその機会がないのです。オーナーは多くの場合、管理会社からの口頭やりとりで、物件周辺の相場水準やその年の入居者の傾向などを聞く機会はあると思いますが、これらはあくまで、管理会社が総論として把握している「一般論」で、オーナーが保有している個別物件の「ニーズ情報」ではないのです。また、いったん、入居者決まってしまうと、なかなか後から話を聞くことも難しくなります。こうした現況を考えると、内見者の声を聞くことは、直に「ニーズ」「声」を把握することの出来る絶好の機会なのです。
オーナーの一方的な 「 リフォーム 」 や 「 家賃の値下げ 」 は、意味がないこともあります。内見者の意見を聞いてから対応したいものです。

[ribbon]内見コメントの具体例の紹介 [/ribbon]

ここでは参考までにリーシング報告(入居者募集報告)における内見コメント記載例を紹介します。

ではどのようにすれば内見コメントを聞けば良いのでしょうか?当社のオンライン賃貸経営ソフトウェア「PropertyMaster」のリーシング報告(入居者募集報告)には、もちろん標準で内見コメント欄が設定されており、おかげさまで大好評です。
プロパティマネジメント意識の高い管理会社でしたら、リーシング報告の中に内見コメントを入れるよう業務フロー化していることが多いです。実際には管理会社の担当者が客付け業者の担当者から電話で聞き取りをする、ということが多いと思います。つまり、管理委託をしている管理会社のプロパティマネジメントへの意識レベルが高く、リーシング報告の定型フォーマットがあるような会社であれば、定期的に送付されるリーシング報告,入居者募集報告に内見コメントが記載されています。
では具体的な記載例を一部抜粋にてご紹介します。シンプルとお感じになるかもしれませんが、毎週のリーシング報告(入居者募集報告)上の記載ですので数行のコメントで充分だと思います。


【内見者コメント】
<10月9日>エンドユーザーより反響があり、御案内を致しましたが、残念ながらお部屋に感度が出ませんでた。お客様は〇〇大学の女学生です。所有している荷物が入りきらないということで、見送りとなりました。<10月8日>中野の賃貸業者で案内が入りました。結論として、残念ながら感度が出ませんでした。収納を気にしているとのことです。

【担当者コメント】
反響は増え、案内もしましたが、残念ながらあと一歩が出ませんでした。共通しているのが、収納がない点で見送っていることです。他の物件では、収納が無い部屋にはクローゼットを購入し、設置したりと対応したことがありますが、1Rだと、居室の床面積を奪ってしまうので、サイズや種類など精査した上で、対応を考えたいと存じます。

[ribbon]申し込まなかった理由は、オーナーへの提案のキッカケ[/ribbon]

空室期間の短縮でオーナーと管理会社ともにWINWINの関係に

このようにリーシング報告,入居者募集報告でしっかり内見者コメントを記載している管理会社はオーナーとの信頼関係も深まります。また、こうした具体的な「申し込まなかった理由」が分かれば、単純に「賃料値下げ」や一般論としての「リフォーム」に流されることなく、具体的な対処法・解決策をオーナーに提案できます。
オーナーにとってもマーケットニーズへの素早い対応により「空室期間」を短縮でき、また、今後の賃貸経営に活かすことのできる貴重なデータを蓄積することになります。このようにオーナーと管理会社ともにWINWINの関係となります。是非、内見コメントを貴重なマーケットボイスとして活用してみましょう。